越後バナーナとは
本場フィリピンで食べたバナナの味に感動した代表・霜田が
「柏崎でバナナを栽培し、日本でも本場のバナナの美味しさを届けたい」
とシモダファームを設立。
雪国新潟でのバナナ栽培がスタートしました。
越後バナーナのおいしさのひみつ
樹上で長く熟成させることで甘く濃厚な完熟バナナに
日本で一般的な輸入バナナは、実が青く皮が厚いうちに収穫され、 流通の過程で黄色く熟成させます。
一方、国産の「越後バナーナ」は、 出荷や流通に時間を要さないため樹上で長く育ててから収穫し、 出荷することができます。
そのため、皮が薄くなり、 濃厚な香りとまろやかな甘味をもった、 もっちりとした食感のバナナになるのです。
希少なグロスミッチェル種のバナナ
日本で流通している輸入バナナは「キャベンディッシュ」 と呼ばれる品種が大半を占めています。
「越後バナーナ」の品種は 「グロスミッチェル」。タイでは“黄金の香り”と形容され、 華やかな香りと濃厚な甘みに特徴があります。
かつては世界的にも主要な品種でしたが、1950年代の「パナマ病」 の流行によって生産量が激減。
日本のみならず、 世界的にも希少な品種になっています。
農薬・化学肥料を使わず、やさしく丁寧に
バナナ栽培には農薬や化学肥料を使用していないため、 葉や実の健康状態は栽培担当者がひとつひとつ個別にチェックしています。
また温度変化に敏感なため、その日の天候や気温、日照時間などを確認し、 ハウス内をこまめに温度調整することが必要です。
皮が薄いため、じつは傷つきやすく、 やさしく扱わなければいけない「越後バナーナ」
。 おいしく安心して食べていただけるよう、手間をかけて丁寧に栽培しています。
排熱の再利用で雪国でもおいしいバナナが育つ
シモダファームの母体であるシモダ産業は、廃棄物処理事業を行なっています。
そこで発生する排熱で温められた水は、バナナを栽培するビニールハウスに供給され、 温度管理に活用されています。
シモダ産業が長く事業のテーマにしてきた「循環」。
熱エネルギーを循環させるサーマルリサイクルを取り入れることで、 雪国でも、温暖な気候を好むバナナの栽培ができるようになったのです。